遺言信託とは?

遺言信託とは?

遺言信託とは、遺言により信託を設定することを指しますが、信託銀行の提供する遺言の作成・執行に関するサービスを指すこともあります。

信託は通常、委託者・受託者間の契約により設定されますが、遺言によって設定することもできます。遺言の記載事項は、遺言者の財産のうち全部または一部を信託する旨、その目的、管理処分方法、受益者、受託者、信託報酬の額または算定方法などであり、契約による信託とほぼ同様です。通常の遺言による相続分の指定・分割方法の指定・遺贈と同様の効果をあげることが可能である反面、コストや手続面でデメリットがあります。ただし、遺言者が信託の目的・管理処分方法・受託者の権限を自由に定めることができるため、以下のような場合に活用されることがあります。

・公益的な目的のために財産の一部を活用してほしい場合(目的信託)
・遺言者死後の親族の状況などに応じて、受託者の裁量により財産の使途・処分方法を決定することを望む場合(裁量信託)

また、信託銀行が提供する遺言信託サービスには以下のようなものがあります。
(名称に信託という文言が含まれていますが、法的な意味での信託とは無関係です。)

・遺言の作成に関するコンサルティング
・作成した遺言書の保管
・遺言の執行